一日中靴をはいていると、どの位汗をかくかご存じですか?なんと、コップ1~2杯程度の汗をかいてしまうんだそうです。
汗の量は運動量や靴の素材・デザインなどによっても異なってくるのですが、通気性の悪い靴ほど汗による湿気が靴の中にこもりやすくなるというのは容易に想像できると思います。
長時間靴をはいていると足が白くふやけていることがありますが、これは発汗と熱(体温)で、靴の中が蒸し風呂状態になってしまうためです。
靴は白癬菌や雑菌類の格好の住みかになりやすい履き物と言えます。しめった靴をそのまま放置したり、同じ靴をいくにちも履き続けていたりすれば、水虫に感染しやすくなるのも当然のことで、その上汗の成分が変質すれば異臭を放つことになります。
水虫のケアと予防では、足の手入れと同じように白癬菌の温床になりやすい靴を中心とした履き物の管理も重要となります。
日常生活では、靴の扱い方ひとつについてもよく注意し、いろいろと工夫して水虫を予防するようにしましょう。
水虫予防のための上手な靴の使い方
- 靴は通気性の良い物を選ぶ。
- 締め付けのきついハイヒールなどは極力避ける。
- 複数の靴を用意し、順番にはくようにする。
- 靴を長時間履き続ける時は時々ぬいで湿気を外気に逃がす。
- 水虫の症状がひどい場合は、靴でなく通気性のよいサンダルを使用する。
- 使用後の靴は湿気を取るために新聞紙などを中に詰めて極力乾燥させる。
- 休日は靴をはかないようにする。
- 使わない靴は天日にあてて乾燥させ、抗菌防臭剤をかけておく。
- 丸洗いできる靴の場合は、時々洗濯する。
- 中敷きも時々交換する。
- 下駄箱にも風を入れて内部を乾燥させる。