スポンサーリンク

抗真菌薬の副作用

副作用にも個性がある

水虫の治療に使用した抗真菌薬が目的以外に起こす人体に有害な作用を副作用といいます。副作用はどんな薬にもありますが、まれに重い症状を現すこともあるので注意が必要です。
水虫の治療薬も、薬剤である以上副作用は当然考えられます。
その副作用ですが、人間一人一人に個性があるように、副作用にも個人差があります。体質・年齢・性別・その時の体調、生活習慣や環境などによって微妙に変わってくるものです。ですので、副作用はない、あるいはほとんど影響ないといわれている薬剤でも、慎重に対処する必要があります。

スポンサーリンク

妊婦やアレルギー体質の人は要注意

副作用は、ひとつの薬で起こるばかりではありません。他の病気を治療するために複数の薬を使用している場合、それらの成分が相互に影響し合って予想もしないような症状が起こることもあります。
外用薬ではそれほど問題にはなりませんが、水虫治療の内服薬と一緒に他の薬剤を服用する場合は、強い副作用が出る場合もあります。特に、妊娠中の女性、重大な合併症のある人、アレルギー体質の方などは注意が必要です。
これらに該当する人は、必要な情報を医師にきちんと伝え判断を仰いでください。症状や体調によっては、薬が使用できなかったり、薬の種類や量を考慮しなければならない場合もあります。とにかく、正確な情報を医師に伝えて対処することです。

スポンサーリンク

内服抗真菌薬での副作用

内服薬で起こる副作用は外用薬と比較すると、全身に重い症状として現れることが多いです。抗真菌薬の成分が体内にはいると、消化器官から血液の中にとけ込み、水虫の患部に流れていって白癬菌を攻撃するということになりますが、薬が代謝される過程で、各種の臓器にも多少影響を及ぼしてしまいます。
例えば、ある抗真菌薬の副作用として、服用初期の段階で下痢や胃痛、食欲不振が現れることがあります。その他、胃潰瘍、肝臓や腎臓の機能障害などが起こることもあります。悪心、嘔吐、発疹、頭痛、眠気、発熱、関節痛、倦怠感など、様々な副作用が報告されています。
内服薬は、治りにくい角化型の水虫や爪の水虫にたいして使用されますが、中高年の方が治療を受ける場合が多いのです。中高年ですと、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を発症している人もたくさんいます。そのための治療薬と水虫の内服薬が影響し合って副作用を起こすことが考えられます。ただでさえ、肝臓や腎臓への影響が考えられる水虫の内服薬です。健康は人はもちろんのこと、合併症のある人は特に、定期的な血液検査を行って身体の異常の有無を定期的にチェックしつつ治療する事が重要です。

スポンサーリンク

外用抗真菌薬の場合

外用抗真菌剤は患部に限定して使用するので、内服薬の場合と違い、健康そのものを害するような重い副作用が起こることはあまり考えられません。
といっても、薬が皮膚に合わない場合は、患部を刺激して赤くなったり、かゆみや痛みなどをともなうかぶれ症状をおこす事はあります。液状薬の場合は、アルコール類が基材として使用されていると爽快感を感じますが、患部にしみたり痛みがなければ心配はいりません。
外用薬の使用で、全身に副作用が現れることはほとんどありませんが、特定の薬剤にアレルギー反応を起こす人は、副作用が全身に出ることがあります。どちらにしろ、何かしら異常を感じたり、症状が現れたり等の場合は、すぐに使用を中止して医師の判断を仰ぐことです。

タイトルとURLをコピーしました