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水虫治療の内服薬の用い方と注意点

水虫治療のための内服薬は、医師の処方によりますのでその指示に従えばよいことになりますが、一般的な注意点を記載しておきます。

内服薬は全身に作用する

水虫の治療に内服薬を使用するかどうかは、医師が水虫のタイプや症状、白癬菌などをよく調べて判断します。内服薬を用いる場合は、通常治りにくいとされる角化型足白癬や爪白癬(爪水虫)、広い範囲にできる汎発型白癬の場合です。この場合でも正しく内服することで治癒率も高くなります。

内服薬の使用法として、連続服用法といって、1日1回(朝食後)で約6ヶ月間毎日飲み続けるタイプです。(下図参照)

連続使用法

パルス療法といって通常よりも多い量の薬剤を1週間飲んで3週間休むことを3回(3ヶ月間)だけ繰り返します。

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パルス療法とは、抗真菌剤が内服終了後も長期間爪に残留して効果が持続する性質を利用して、通常より多い量の抗真菌剤を短期間だけ内服することで、長期間薬を飲み続けるのと同等な効果を期待できる治療法です。平成16年4月に保険適用となりました。(下図参照)

パルス療法

双方とも、8割以上の有効性が確認されているとのことです。

治療上の注意

抗真菌剤の飲み薬を用いた治療では,まれに肝臓の機能が障害される副作用が現われることがあります.そこで,治療の開始前に血液検査で肝臓の機能に異常がないか確認しておく必要があります.この時の検査で異常がなかった場合にも,治療開始4~6週間目にもう一度同じ検査を行って,数値に異常変動がないか確認します。その後も、治療期間を通して定期的な血液検査が必要です。

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リバウンド効果に注意

内服薬は一度使い始めたら、副作用が強く現れたり合併症などで問題が生じない限り、必要な期間中は、続けて服用するのが基本になります。
薬の性質上、途中で中断したり、飲んだり飲まなかったりすると、薬の作用が薄れていつまでたっても症状が改善されないからです。
さしたる理由もなく突然服用を中止すると、リバウンド効果といって、薬の力で抑えられていた白癬菌が爆発的に繁殖して症状を悪化させることがありますので注意が必要です。

どちらにしろ、爪白癬の内服薬治療は医師の処方がなければできませんので、一番大事なのは「とにかく医師の診察を受けその指示に従う」これにつきますね。

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