正しい診断と正しい治療が大切
ごくありふれた皮膚疾患である水虫ですが、予防と治療に関しては「何が原因で水虫様の症状が起こっているのか」を正確に掴むことが肝心です。そのためにはどうしたらよいのかというと、まずは専門のお医者さんに行って見てもらうことが一番です。
治療に先立ち、病院を選ばなければなりませんが、大きな病院でなくても、町の皮膚科医院でも良いですし、通勤途中で便利だとか、評判がよいとか、いろいろと情報を集めて自分にあったところを選ぶと良いでしょう。私の場合は、比較的大きな病院で生活習慣病の指導を受けていましたので、内科の担当医に、同じ病院内の皮膚科を紹介してもらいました。まぁ、これは一つの例ですけど。
問診も重要な情報源
皮膚科での初診時には、一般的な病気と同じように、医師が患者にいろいろと質問する「問診」からはじまります。これは、医師があなたの水虫の状況把握と診断、治療方針などを決めるための重要な情報源となります。おろそかにしてはいけません。
主な問診内容は、以下のような事項が多いようです。
- 症状が現れた時期
- 発症の仕方と発生場所
- 自覚症状
- 家族の水虫患者の有無
- 今までにかかった病気
- 現在の市販薬使用の有無(薬の種類と名前)
- 皮膚科受診の有無(診断と治療の様子)
- その他、日常生活の様子や生活環境など
医師の質問に際しては、あらかじめメモなどを用意しておき、できるだけ具体的に答えるようにします。使用中の薬などは持参すると医師の参考になります。場合によっては、手や体に水虫がないか調べることもあるので、体や衣服は清潔にして受診するのがマナーでしょう。
とはいっても、いつ水虫ができたかなんてほとんどわからないことが多いのではと思うのですが、いかがでしょう?気がついたら水虫ができていたなどというのはいつものことなのですが…。