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水虫にかかりにくい人もいる

これはどんな病気にも言えることかもしれませんが、水虫の場合も白癬菌に感染しやすい人としにくい人、また、感染しても症状が現れない人や逆に重く出る人がいます。
同じ白癬菌に感染したのに、それに対する反応が異なるのはどうしてでしょうか?
それは、生まれつきの体質や生活の仕方などが大きな要因になっているのだと考えられます。
例えば、白癬菌が皮膚にとりついても抵抗力が強ければ繁殖しかねるでしょうし、足の指の間が広い人は、通気性がよいので白癬菌がとりついてもこれまた繁殖しかねるでしょう。逆に、同じ靴を毎日長時間はいているような人は、靴の中が高温多湿なので白癬菌がとりつけば格好の住みかとなるでしょうし、その上吸湿性が期待できないナイロン靴下などを履いていようものなら、これはもう、白癬菌に「繁殖して下さい」と頼んでいるのようなものでしょう。
何が言いたいかというと、白癬菌水虫の活動は宿主である人間をとりまく生活環境によって大きな影響を受けていると言うことです。いつも体を清潔にしておけば、白癬菌がとりついても石けん水やシャンプーで流されてしまうでしょう。また、白癬菌は皮膚に潜り込んでも、生育条件が整わないうちは活動ができないので、様子をうかがいながらおとなしくしていることもあり得ます。

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白癬菌にも他の病気と同じように、感染してもすぐに発症しないである程度時間をいて症状が現れる「潜伏期」があります。白癬菌の潜伏期は、短い場合は1週間から数週間、長い場合は数ヶ月から数年に及ぶこともあります。この違いは、金の種類や宿主である人間の体力や抵抗力、生育条件などによるものと考えられます。
まれに、抵抗力が強い人がいるようで、白癬菌が感染しても皮膚内で潜伏したまま発症せず終わこともあるようです。水虫に勝つ人ですね。

また、水虫が運悪く発症しても、ある程度共通した症状は見られるものの、その内容や経過はまちまちです。このように、水虫は発症の仕方や症状、その経過において個人差の大変大きな皮膚病といえます。

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