白癬菌の感染経路は多種多様
私たちの周りには白癬菌がいっぱい。常に周囲に存在し、宿主(人間)を探して寄生する隙をうかがっています。白癬菌の感染経路は、人間から人間、動物から人間、土から人間など、多種多様です。また、足白癬から爪白癬を誘発したり、別の部位の白癬から足白癬になることも考えられます。
共同使用は要注意
水虫の感染源としては、裸足で歩くプールや浴室の足ふきマットが最も多いことがわかっています。また、大勢の人が共同で使用する、例えば病院の待合室のスリッパなどを履いた場合に感染することも充分考えられます。
水虫患者からばらまかれる好人性の白癬菌は、どこにでも常在菌として身近に存在しています。プールや浴室の脱衣所で、白癬菌入り角質が足ふきマットやスリッパに落ち、その角質があなたの足についたとしましょう。その時点で生息環境としては申し分ないわけですからそのまま感染と言うことも十分に考えられます。
水虫は共同生活を通じてどんどん広がります。家族のうち一人でも水虫患者がいれば、共同使用しているもの(バスタオルやカーペット、履き物など)を介して家族全員が水虫になるという例も決して少なくありません。
また、最近流行りのネイルサロンでも、爪の手入れとして白癬菌に感染している爪を削ることも考えられますので要注意です。