水虫は男性がかかる病気だと思っていますか?実際、女性の水虫患者はあまり耳にしないですよね。しかし、水虫は性別を選んだりしません。男性・女性にかかわらず、水虫は起こります。女性は水虫にかかったと言うこと自体を恥ずかしがって、隠したがる傾向があるので、あまり表に出てこないのでしょう。余談ですが、重症の水虫になって医者に駆け込むのも女性が多いと聞きます。やはり、医者に行くのも恥ずかしいので、我慢しまくって、どうにもならなくなってから医者の世話になるからのようです。
足白癬の患者は、男女とも年齢に比例して増加傾向にあるのですが、 特に若い女子大生やOL、母親など、女性患者の急増が目立つそうです。
若い女性達に水虫患者が増えている理由として、ライフスタイルや生活環境の変化によって、白癬菌に接する機会が増えたためであろうことがあげられます。最近流行り?の体型をカバーするナイロン製のキツイ下着、これに大きな問題があります。また、公共施設や医療施設、合宿生活や寮生活を通じて水虫をうつされることも考えられます。他に、エステティックサロンやフィットネスクラブ、等で共同使用するスリッパやサンダルなどの履き物、温泉、プールなどの足ふきマットなども要注意です。共同使用がポイントで、こういったところから他人の水虫が感染するおそれが多分にあります。
さらに、働く女性の増加も水虫増加の原因と考えられます。ハイヒールなどの靴を長時間履き続けることで、角層の角質化がすすみ、悪いことに靴の中は高温多湿だとすれば、白癬菌にとってこの上もない好環境の住みかを提供するようなものです。
以上のような悪条件が重なることで、若い女性の水虫患者が増加しているものと考えられます。