水虫は治らない病気ではありません。
「水虫は治らないよ!」と、世間では思われているようですが
実際は「正しい治療をしていない」 から「治らない」場合が多いのです。
この辺で、自己流の水虫治療はやめて、
正しい治療と日常の生活ケアを根気よく続けましょう。
水虫のいない、爽やかな足と、快適な生活があなたを待っていますよ。
日本人の4人に1人、3000万人が水虫で悩む
薬局屋さんで、抗真菌剤の需要が増えるのは、毎年5月から梅雨の頃にかけてです。7~8月には販売量がピークをむかえるそうです。また、同時期は水虫治療のために皮膚科を受診する人も多くなるようです。季節柄、水虫の症状がひどくなりかゆみに耐えられないからでしょうか?
水虫患者は、全国で1500万人~2000万人ほどいると考えられています。これは薬の販売量や、病院の皮膚科を訪れる人の数からの推定値だそうです。
また、水虫の症状を感じていても、そのまま放置して治療しない人、潜在的水虫患者を加えると、水虫に悩む日本人は、なんと3000万人に達すると推測されます。実に、日本人の4人に1人が水虫にかかっているということになります。4人に1人ですよ!全員が皮膚科を受診したら、皮膚科は大もうけですね。
日本皮膚科学会の資料によると、病院の皮膚科を受診する人の半数近くは、湿疹、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎などの、湿疹・皮膚炎群なのだそうですが、次に多いのが真菌症で、全体の15%を占めているとされています。
さらに、いろいろあり真菌症のうち、90%は白癬で、そのうち70~80%が足白癬と診断されています。水虫患者がいかに多いかをかいま見るデーターですね。
高齢になるほど水虫患者が増える
一般的に、高齢になるほど水虫にかかっている人が多くなるといわれています。
乳幼児は、皮膚の新陳代謝が活発で、角質層も柔らかく、白癬菌が寄生しにくいため、保護者が水虫であるとかの特別な状況がなければ感染することはほとんどありません。
ひるがえって、高齢者の場合はどうでしょう。
30~40代と年齢に比例して患者数が増え、50代以上では約25%の人が水虫を持っているといわれています。
その理由としては次のような事柄があげられます。
- 年齢の数だけ白癬菌に接触する機会が増える。
- 高齢化による体力、抵抗力の低下がある。
- 老化による皮膚の角化(皮膚が硬く厚くなる)で、白癬菌がとりつきやすく、住みやすくなる。
また、水虫を永年放置し、きちんと治療しないまま慢性化している人が多いことも、中高年の水虫罹患率を高くしている理由だと思われます。