水虫が再発を繰り返すと…
水虫の診断と検査
正しい診断と正しい治療が大切
水虫の検査法2種
培養法検査
小水疱型足白癬で、水疱が黄色く変色して膿を持っているような場合は、白癬菌以外の病原菌に感染していることも考えられます。このような場合は、病気を正しく識別するために「培養法検査」を行います。
培養法とは、養分を含む培地(寒天など)の上に患部から採取した皮膚片を置き、一定の条件下で培養する検査法を言います。
細菌などが原因と考えられる感染症で、病原菌の有無や種類を特定するために有効な手段です。また、培養法は薬を使って治療している場合には、その薬が病原菌に対して効果をあらわしているかなどを調べるために必要な検査でもあります。
培養法検査では、皮膚片に白癬菌がいると、時間と共にカビが発生し、菌種ごとに特有のコロニーを形成します。そのコロニーの形や色、それに菌の発育の様子などから筋腫を特定することができるのです。
培養法は時間がかかるのが難点
培養法はとてもすぐれた特徴を持つ検査法ですが、欠点として結果が出るまでにかなり時間がかかってしまうことがあげられます。発育速度が遅い菌だと2~3週間もかかってしまう場合もあります。
しかし、白癬菌の治療と病状の経過によっては欠かせない検査です。とくに、いろいろな薬を使用しても病状に改善が見られない場合や、白癬菌以外の菌が合併して感染している疑いのある場合など、治療方針を決めるためにも重要な検査であるといえます。
水虫によく似た皮膚疾患
原因を見極めよう
水疱やただれ、かゆみ、皮膚がむけるなど、水虫にはいくつかの典型的な症状があります。しかし、皮膚病では白癬菌が原因でなくても似たような症状が現れることは良くあります。その場合に、水虫と勘違いして治療を行うとかえって悪化してしまうこともありますので、まず原因を見極めることが非常に大事です。
間違った治療をおこなうことは、時間と費用の無駄遣いになりかねませんからね。さらに症状がひどくなったでは笑い話にもなりません。
水虫と間違いやすい皮膚病
細菌の感染
人間の皮膚や粘膜には様々な細菌が存在しています。常在菌と呼ばれていますが、通常の健康体であれば害はありません。しかし、何らかの理由で体力が大きく低下した時など、異常に繁殖して皮膚病をこすことがあり得ます。細菌による皮膚病は体のどこにでも起こる可能性がありますが、足に発生すれば足の水虫と同じような症状を見せることがあります。
カンジダなどの真菌(カビ)感染
白癬菌以外の真菌に感染してもあすの水虫と同じような症状を起こすことがあります。
皮膚に障害を起こす真菌として知られているのが、消化器官などに常在するカンジダと呼ばれる酵母の一種です。生育条件がそろうと異常繁殖し、皮膚カンジダ症を起こすことがあります。
加齢や病気による皮膚の変化
老化や糖尿病など、代謝異常をともなう病気を原因として起こる皮膚の変化も、よく足の水虫と同じような症状を見せます。皮膚が厚くなってひび割れを起こしたり、角化型の水虫とよく似ていることがあります。
接触性皮膚炎
皮膚が異常な刺激を外界から受けると皮膚炎を起こすことがあります。一種のアレルギー反応です。足の場合は、靴擦れなど物理的な刺激のよる水ぶくれや、体質に合わないクスリによる刺激によるかぶれなど、です。これらの症状を治療せずに炎症がひどくなれば、足の皮膚が白くなってむけたりただれたりと、足の水虫と似た症状を見せることがあります。
汗疱と掌蹠脳胞症(しょうせきのうほうしょう)
汗疱と掌蹠脳胞症は、足に起こる皮膚病の中でも症状が水虫とよく似ていることで知られています。
汗疱は、足の皮膚に小さな水疱ができたり、それがつぶれて輪のように薄く皮がむけます。この汗疱は汗をかきやすい体質の若者に起こりやすく、手にも発生することがあります。かゆみを伴うことがあります。
掌蹠脳胞症(しょうせきのうほうしょう)は、土踏まずを中心として左右対称に黄色い膿を持ったブツブツが現れ、患部が赤みを伴うことが多く、比較的年齢の高い人に起こりやすいという特徴があります。現在のところ発症の原因はよくわかっていません。
